こんにちは
ヒレカツです。
洞爺湖エリアの旅行から早一ヶ月、9月の三連休で函館に行くことにした。ただこの日は西日本に台風が停滞していた頃。とりあえず飛行機が飛んでくれることを祈りながら、電車遅延という前回の教訓を活かし始発で羽田空港に向かった。平常通りフライトは行われた。無事定刻通り函館に到着したが、かなり雨が降っていた。しかしさすがは都会、路面電車の函館市電は10分に一本は走っている。やはり北海道と言ったらこれ。『札幌 282km』とかいう圧倒的なスケール。ただこの日観光するのは函館エリアのみ。まずは路面電車で終着の谷地頭停留所まで向かい、立待岬という断崖絶壁まで歩くことにした。岬までの道のりはほぼ一本道なのでわかりやすい。途中、墓石通りがあり、ちょこんと石川啄木一族の墓も。こんなところにあるのは正直意外だった。ここからでも函館の街並みがよく見える。
立待岬さっきの墓地を抜けるとすぐに到着した立待岬。気が付けば雨も止んでいた。何だこれ、チャンスか?与謝野晶子、与謝野寛の石碑もあった。何かと文学作家にゆかりのある地らしい。奥の方に見えているのは本州青森県の下北半島、大間崎あたりだろうか。遠いようで意外と近いんだな。
八幡坂気づけばすっかり晴れていた。やっぱりワシは”持っとる”男。(待宮栄吉)ここはインスタ映えスポットみたいなヤツでよく見る有名な観光地。見ての通り、かなり勾配がある。あとこの近辺にはカトリック系の修道院が多かった。冬に来れば雪が積もった景色を拝めそうなのでまた違った良さがありそう。
レンガ通り函館名物でよく見かけるラッキーピエロというハンバーガ屋。ちなみにここが本店。注文したのは「ダントツ人気No.1セット」。パンチが利きすぎて思わず笑ってしまった。チャイニーズチキンバーガーというハンバーガーには赤子の手のひらくらいの大きさのから揚げが3つ入っていた。
さらにコップにこれでもかというくらいポテトが敷き詰められている。これはもうハンバーガー界の二郎とでも言うべきだろうか。実際これまで食べてきた数少ないファストフード店の中でも一番美味しかった。できることなら全国展開してほしい。いや、してください。お願いします。なんとビールも注文することができる。ただ真昼間から、ましてや旅先で化け物になるのもあれなので今回はやめておいた。
ちなみに他のレンガ通りだが、散策に夢中になってすっかり撮り忘れていた。土産屋やアパレルショップが立ち並んでいた。何も考えずに練り歩いていれば2、3時間は余裕でつぶせそう。それと恋物語の聖地らしい。btsoken.hatenablog.com比較画像を見るとまんまその通りだった。どうして気が付かなかったんだ、本当に惜しいことをした…
函館山見下ろせば、遥か高いところまで来てしまった…(nano.RIPE)今回の旅行のメインディッシュ。この景色である。今までいろいろな眺望を見てきたが、もはや別格だった。さすがは世界三大夜景の一つ、スケールが違いすぎる。
コロナの影響もあるが、そもそもこの時期(11月ごろまで)は定期メンテナンスでロープウェイは営業中止とのことだった。一応そのことは事前に調べておいたので、今回は渋々タクシーで函館山まで向かった。と言っても往復で3000円程度。それでこの景色を見れるのなら安いもんさ。(函館のシャンクス)ともあれ来れて本当によかった。
次の目的地は湯の川温泉。乗車したのはこのレトロな路面電車。床が木造である。こんな古い車両が未だに現役で使われていることに驚いた。
湯の川温泉温泉街の入り口には無料の足湯があった。かなり熱めな湯だが風が涼しいのでむしろ丁度いいくらいだった。(どっち?)今回の日帰り温泉はここ啄木亭。サウナは勿論ぬるま湯、熱めの湯、露天風呂があり存分にリラックスすることができた。ただコロナの影響で休憩室が使えないのが残念だった。路面電車で函館駅まで戻りお次は晩飯。ホテルで貰ったパンフレットにもお勧めと書かれていた『函館ひかりの屋台 大門横丁』という屋台街。
ただ薄々感じてはいたが、正直一人でここの飲食店に入るのは相当勇気が必要だ。入り口をくぐると駅前の大通りとはまるで別世界。完全に常連であろう人たちでごった返していた。少し離れたところには何やら怪しげな通りもあった。…お子ちゃまは大人しくラーメンでも食べてろってことか。そんなこんなで食べた函館ラーメン。まぁたまにはこういうラーメンを食べるのも悪くない。魚介系スープの味が染みる。けど函館ラーメンって塩ベースじゃなかったか?これじゃただの札幌味噌ラーメンな気が…と途中で気づいたが野暮なので心にとどめておいた。美味しければ何でもいい。
本来なら二日かけてゆっくり函館を堪能するはずだったが、観光エリアが密集しているため一日でほぼ回ってしまった。当然明日の行程も一から練り直しである。
いっそ思い切って小幌駅にでも行くとするか。(好きだね~)