こんにちは
ヒレカツです。予約していた飛行機が欠航しました。
2月の三連休で石垣島にて季節外れの"バカンス"をしようと考えていたが、まさかの事態である。2か月前から予約していただけに、こればかりはコロナを憎んだ。どうやらLCC路線はどこも減便しているようだった。一応ANAのホテル付プラン等もあったが、どうしても値が張ってしまう。閑散期のこれを逃したらまた沖縄に行くのが遠退いてしまうが…
潔く諦めた。今回は原点回帰ということで、初めて旅行した場所である岐阜県に行くことにした。
新宿から夜行バスで富山県の高岡市まで行き、そこからは→白川郷→高山市といったルートで旅行することに。早朝に高岡駅到着後、二時間半マクドナルドで時間を潰しようやく高速バスに乗車。乗客は自分含めて4人しかおらず。駅前はそこまでではなかったが、街中に出るとかなりの雪が積もっていた。白川郷までは砺波市、南砺市を経由する。湖は水が透き通っていて綺麗だった。電波はギリギリ通じるが、ずっと山道を走る。ちなみに南砺市には白川郷より規模は小さいが、似たような景観を楽しめる五箇山がある。
白川郷
白川郷着。実に4年ぶりの再訪である。前回は夏真っただ中に来たせいで干からびそうになっていたが、今日は今日で寒すぎる。
和田家住宅
そもそも白川郷は何故このような形をした造りなのか。それはこの地域が豪雪地帯だからである。屋根を三角形にすることで積もった雪が滑り落ちやすくなり、その形が手を合わせているように見えることから『合掌』造りと呼ばれるようになったという。
そしてここ、和田家住宅は国指定重要文化財に登録されている。明らかに他の合掌造りよりも大きく、300円で中を見学することもできる。こうした養蚕業の様子を初めて見た。当時使われていた日用品や農具も展示されていた。とりあえず時間があるのでゆったりと散策する。梨花ちゃまハウス。雪がどっさり。 多分ひぐらしで一番有名な坂。嘘じゃなく本当です。
荻町城跡展望台
白川郷を一望できるスポット。雪の合掌造りが映える。…しかし意外と早くここまで来てしまったため、まだ90分程度しか経過していないことに気づく。次に予約したバスは16時の便。何としても時間を潰さないといけない。早めの昼飯。前回来た時よりも臨時休業している店が多かったが、がっつり米を食える店が開いていて助かった。であい橋と呼ばれている吊り橋。一般車の駐車場とつながっておりグラグラ揺れる。特に”であい”もなく。気が付けば晴天になっていた。気温も5度くらいまで上がっており、ちょうどいい陽気に。二回目、また展望台まで登ってきた。陽が出てきたおかげでより透き通って見えた。日帰り温泉白川郷の湯もあり入ろうと思ったが…昨日ここで火事があったらしく、中は悲惨なことになっていた。自分が旅行に行くと毎度こういう目に遭う。
高山エリア
結局カフェと土産屋で16時まで時間を潰し、白川郷からバスで1時間くらいで高山駅に到着。飯屋を探すがどこも満席(普通に席空いていたが…)と言われげんなりするも、良さげな蕎麦屋があったのでここで晩飯にすることにした。しかしなぜか自分の注文だけ完全に忘れられていた。1時間近く経過した後に「そろそろ閉店だけどお会計はお済みですか…?」とか言われた時は発狂しそうになった。だが一口食べた瞬間疲れも怒りも吹っ飛んだ。結局寒い時の蕎麦が一番美味い。帰り際にお詫びのシュークリームを貰った。後日、これをすっかり忘れておりカバンの中で潰れていたが。ウォーキング、開始────────。
古い町並み
22時くらいに町並みを散策したら誰もいなかった。むしろ夜景を撮り放題で助かる。酒屋などの老舗が立ち並ぶ様子はまさに小京都である。夜の宮川、旅情の一言でしかない。この日はここまで。
後日チェックアウト後、夕食に食べたかった店に早速来た。4年前の旅行で2回来店し、絶品だったのを今でも覚えている。だが昨夜は待ち客が15組以上いたせいで泣く泣く見送ることになった。そこで今日は前もって開店10分前に来てみると特に待ち客もおらず。これは勝った。飛騨牛の石焼御膳。ボリューム満点で秒で完食。ここの飛騨牛は旅先でのグルメランキングでトップ3、いや、1位かもしれない。
宮川朝市通り
小さな屋台が並び、朝市が行われていた。売られていたのは高山市の特産物や民芸品等。そしてこの付近は氷菓の聖地にもなっている。川は良い。『旅情』と『営み』と『一興』を感じさせてくれるから。※オタクの発言より引用謎の手がやたら長い生物。向かい側には足が長いやつもいた。これは出雲神話に登場するらしい。夜にウォーキングした場所。日中は御覧の通りの人混みである。ここの景観をゆっくり見て楽しむには、やはり完全に日が落ちた時間帯が頃合いだろう。
櫻山八幡宮
川沿いを散策していると何やら立派な鳥居があったので立ち寄ってみた。うむ。歩き回っていたら腹が減ってきた(フードファイター)ので、最後に個人的に一押しの握り寿司を食べることにした。去年の夏にも食べた飛騨牛の握り寿司。この旅行のメインディッシュと言っても過言ではない。三貫で1000円と割高だが、明らかに他の肉とは味や食感が違う。これが本当の牛肉ならば、普段自分が買ってる特売用の安肉は土か何かか。takayama-kotteushi.jp 駅前の土産店に氷菓の番宣ポスターが。色褪せているのがまた乙なモノ。高山駅からは高山本線と名鉄線で名古屋、そこからは新幹線で帰宅することに。最後に、名古屋駅直結の駅ビルで食べたかしわ天の冷やしうどん。レモンが口内炎に染みたが、喉越しがよく食べやすい。大きなかしわ天も食べ応えアリ。完全に丸亀超えたべ。
総括
これにて今回の旅行は終了。飛騨エリアはかつて一番最初の旅行先に選んだスポットだったので、4年ぶりの邂逅はとても充実した時間となった。石垣島に行くはずが、むしろ冬の飛騨を満喫できたので良かったと思う。
とりあえず三連休はできるだけ早く来てほしい。
また旅行に行きたいので。