こんにちは
ここはtrue tearsの聖地にも起用されている。さらに丁度JR東日本の新幹線が最大半額で乗れるといったキャンペーンも実施されていた。この機会を利用しない手はない。予約が取れたのは行きが5%、帰りが30%引きのものだったが、多少安くなるだけでありがたいもの。久しぶりの新幹線で、まずは東京から新高岡駅まで乗車する。新幹線での移動と言えば駅弁、これに限る。ちびっこの遠足集団も同じ車両に乗り合わせていた。秘かにどの駅で降りるか予想していた(なぜ?)が、軽井沢で降りる、と見せかけて長野で降りる、と見せかけて…上越妙高、糸魚川、富山…と続きまさかの自分たちと同じ新高岡で下車していたのは驚いた。
高岡エリア
高岡大仏
新高岡駅で降りた後は城端線で一駅先、高岡駅に向かった。氷見線も走っており、高岡市一のターミナル駅と言える。駅から徒歩15分程、街中に佇む大仏。奈良、鎌倉に次ぐ三大大仏の一つらしい。
せっかくなのでこの近くの観光地を経由してからたこ焼きはちはち(今川焼きあいちゃんのモデルになった店)に向かうことにした。最寄り駅は高岡から一つ先の越中中川駅。距離も後述の高岡城跡を経由して2キロくらい。しかし一時間に一本程度しか電車は来ないため油断は禁物だ。紅葉はおそらく今が一番見頃だろう。綺麗に色づいている。
高岡城跡
先ほどの大仏からさらに歩いて10分、高岡城跡。本当に紅葉がいい感じ。鯉がでかい。餌をあげている人もいた。うじゃうじゃいる鯉に気を取られているうちに、さすがに時間が危ないことに気づく。たこ焼きはちはちは明日訪れることにして、とりあえず越中中川駅まで全力で走る。駅には電車を待っていた地元の高校生たちが。大荷物を背負った二人の汗だくのオタクは滑稽か?そして待っていたのは非冷房でムワッ♡とした氷見線。走ったあとにこの仕打ちはキツい。
氷見エリア
雨晴海岸
20分足らず雨晴駅に着いた。他にも5、6人の観光客が下車していた。たどり着いて出た第一声は、「寒い」。高岡とは全然気温が違う。極寒の日本海、舐めていると痛い目に合う。あいにく立山連峰は見えなかった。このレベルの快晴でも望めないとなると、かなりの運も必要だと思う。時化とまではいかないが、それなりに荒波だった。www.info-toyama.comこのサイトだと比べ物にならない程綺麗なギャラリーが見れます。時間もそれなりにあるので、隣の島尾駅まで歩くことにした。3キロも離れていない上にほぼずっと海沿いを歩いていれば着くし余裕だろう。毎年氷見に行ってるらしい同行者が言うんだ、間違いない。…最果て感があるな。まるで北海道の僻地にでも来た気分。コンニチハ!
ここを自転車で走ったら気持ちいいんだろうな。実際、富山湾岸サイクリングコースなんて名称がつけられているくらいである。宿泊施設やキャンプ場もあった。
そして呑気に競馬の反省をしていたらわりと時間がないことに気づく。さっき走っていた時よりも時間がない。この電車を逃すと次は一時間後。しかも駅近くには時間を潰せるようなところは何もない。なぜいつもこうなるのか。一軒家がぽつぽつ佇む道を走る。着いたと思いきや一度踏切を渡って迂回しないとホームにたどり着けない。こればかりは本当に焦った。
氷見駅
どうにか島尾駅からの電車に間に合った。一駅先、終着の氷見駅に着いた。地元民7割、旅行客3割といった具合だろうか。時間はまだ16時くらいなのでバスで宿に向かうのも味気ない。…ウォーキングすることにした。(またこれか)いかにも田舎の港町といった景色。それと氷見は藤子不二雄Ⓐ氏の出身地でもある。夜に散策した商店街通りには数々のアートが展示されていた。同行者「川は良い。人の"営み"と”旅情”を感じるから。」夕暮れ時の五重塔、良いものが撮れた。これは歩いた甲斐があったわね。標識にはまさかの七尾の文字。あと少し進んだらもう石川県の能登半島か…。狭い道を進み大通りに出たと思ったらすぐに今日の宿が。ルートイングラティア氷見。さすがに疲れ果てて一瞬で眠りそうになったので早めに食事処を探すことにした。
しかし腐ってもここは田舎。商店街通りはどこもシャッターが閉まっていたし、Googleだと営業中になっている飲食店も全くやっていない。電話をかけても応答なしの店もあった。ようやく営業してそうな居酒屋に入ったが、明らかに席は空いているのになぜか満席という理由で追い返された。久しぶりの一見さんお断りだった。悲しくなったけどよそ者だししょうがない。
氷見番野街
結局氷見番屋街で夕食。実は宿に向かう途中ここは一度通過したが、もうこの回転寿司屋しか営業してない。氷見の寿司、お手並み拝見といきますか…炙りしめ鯖。これがありえない程美味い。美味すぎて自然と笑ってしまった。うっすら香る酢がこれまた良い感じ。(中学生の感想)つみれ汁。実は好物の一つである。蟹っぽい出汁も効いていて美味い。そして肝心の寒ブリの写真を撮り忘れていたことに今になって気づく。藁焼きという藁で炙った寿司が絶品の何の。さすがはブリの名産地だ(ここまで息継ぎなし)。人生で食べた中で断トツで素晴らしい寿司だった。それなりに量を食べたはずだが、それでも二人合わせてトータル一万円もしなかった。なのにこの満足感、遥々歩いて来て正解だった。一見さんお断りの居酒屋、貴重な客を失ったな。氷見番屋街はリピート確定です。himi-banya.jp丁度営業時間終了間際の番屋街。日中は混雑してそう。ちなみに日帰り温泉も信号を渡ってすぐのところに位置している。金沢や名古屋ナンバーの車が目立った。絶景、絶品料理を楽しみ最高の一日となった。
今日は普通の氷見観光という感じだったが明日が本番。true tearsの聖地巡りをしていきます。